R塾代表の宮本智です。
今回は日本語と英語の違いについてです。
英語と日本語は大変遠い言語です。
アメリカの某研究機関が、その距離を難易度として発表しています。
そんな距離の遠い日本語と英語の違いを
3段階で説明しますが、最後が重要で、それ以外は覚えなくて構いません。
また、かなり単純化しているので、詳しく知りたい人は英語学を学んでください。
ここでは大学受験英語レベルまででしかありません。
まず日本語はもちろん日本で発展してきた言語です。そして日本はほぼ単一民族の歴史でした。
他国から侵略され、言語を強要されるなどされたことはほぼありません。
海に囲まれているのが良かったのでしょう。
対して英語はイギリスで始まりました。
イギリスには日本と違い、多民族の侵入と影響の歴史です。
全く違います。
しかし、イギリスも同じく海に囲まれています。
なぜこんなに違うのかというと、イギリスはフランスまでかなり近いのが原因です。
英仏海峡トンネルは約50kmです。フルマラソン+8km程度です。
これは日本でいうと、青函トンネルの53kmより短いのです。
そう、めっさ近いから多民族がガンガン入るのです。
日本と同じわけがありません。
次に、日本人は、同じ島国の人間同士だから、言わなくてもわかるよねと考えています。
意識したことがないかもしれませんが、そうなのです。
対して英語は、多民族ですから、相手の善意に期待できません。
ですから、言わないとわかりません。しっかり書きます。
要するに、
日本語は空気読め、英語はカタチに出せ
となるのです。
ここを認識しないと「和訳すれば問題も解ける」など乱暴な発想を信じることとなります。
そして、強調したいのは、「日本語ネイティブ」であることを最大限利用するということです。
日本語と英語の違いがわかったのなら、あとは母国語として15年以上日本語を使ってきたエキスパートなのですから、そこから英語システムは必ず理解できます。英語頭に再構成しましょう。
そして英語はカタチに出るということは、最低限のルールと考え方を使いこなせば良いことになります。
勉強の方針としては、熟語や定型表現の丸暗記などではなく、この英語システムの理解と記憶、そしてその波に乗っかって考えられるようにトレーニングすることなのです。
他にもこういった違いがあります。
上は単語の記憶の時に、真ん中はリスニングと単語の変化で、下は文型の理解で使います。
「へえ」くらいで目を通しておいてください。
次は「英語のウルトラ4兄弟」です。