▶︎「全部わからない」と言う
▶︎「この単元がわからない」と言う
R塾代表の宮本智です。
「英語がわからないんですが、どうすればいいですか?」という質問を受ける時があります。
「英語の何?」と聞くと「全部」と答えます。
全部がわからない訳がありません。
何がどうわからないのかはっきりさせないと、
前にも進まず、ヤル気も出てこないのは当然です。
だって全部分からないんだもん。。。
ススメはいつも泣いてるな。。
例えば「今日は接続詞だったよね。等位接続詞と従属接続詞の違いはわかった?」
と聞くと「それはわかります。」と答えます。
この時点で「全部」ではないのです。
ぼんやりとした不安や苦手意識が混ざり合って、小さい不明点が大きく見えてしまい、自分を責めているのかもしれません。
その場合
どこがどうわからないのかを
一つずつ紐解いていくしかないのです。
たしかに。。
「全部」と言ってしまうと、思考停止につながります。
「全部わからないから、やっても無駄」となりがちです。
ひどい人になると
自分の能力を呪い始め、先生や親御さんのせいにし、
さらに「小学生に戻ってやり直したい。」
「それな。」などと言い合う仲間もでき、
タイムトラベラーのような仮定法の世界に行ってしまう人もいます。
遺伝でも時空の問題でもありません。
…!
改善すべきはマインドと方法です。
まずは分からない所を具体的に特定してください。
例えば、英語だと「単語が覚えらない」「速読ができない」などよくある質問ですが、まだ具体的ではありません。
「単語が覚えられない」といっても
「ややこしい語の判断ができない」のか「スペルが完全ではない」のか、
「単語テストの範囲が広すぎる」のかもしれません。
「どの単語帳のどの範囲がどの程度覚えられない」のかを、まずはっきりさせて下さい。
その後、自己流になり過ぎていないか、一般的な記憶法を無視していないかなどを考えるといいでしょう。
その辺、何も考えてなかった!
そのほか「速読ができない」場合、
- そもそもどの程度まで速読が必要か
- 単語がわからなすぎるのではないか
- 精読はできているか
- 筆者の主張をつかむように読めているか
- 解答根拠を探す力を高める方を優先すべきではないか
など、「そもそも」で考えてみてください。
そこまで考えて
「分かる」部分と
「分からない」部分を
分けてから、
講師などに質問してください。
またしても「分ける」は「分かる」です。
↓こちらも参照↓
抱えている問題は勉強のことだけではないはずです。
志望校をどこにするか、親子関係、友人関係、将来何がやりたいのか、将来への不安など沢山あると思います。
それら全てがぐちゃぐちゃに混ざっている状態をやめて、しっかり分けることです。
スマホで良いので、項目ごとに書き出して分けましょう。
今後しっかり物事を解決できる大人になるためにも、
どこから未解決なのか特定し続けることを習慣化してください。
必ず解決できます。
やっぱり「分ける」なんだね!
▶︎問題を細分化させて解決する
48時間以内に実行
わからなくなった部分にすぐ貼れるように、コンビニで付せんを買って筆箱に入れておく