R塾代表の宮本智です。
日本語と英語の違いとして日本語は空気読め、英語はカタチに出すというのは説明しました。
次に、今後英語をしっかりマスターするために必要な「英語のウルトラ4兄弟」を記憶します。
それが、動詞、名詞、形容詞、副詞の4名です。
「〇〇詞ってのが鳥肌が立つほど嫌いなので、なんとか飛ばせませんか?英語ネイティブはそんなこと考えてないというじゃないか」という人がいますが、
これを飛ばしてしまうと、著しく効率が落ちるのでこの機会に覚えましょう。
前の授業の繰り返しとなりますが、日本語と英語は言語としてかなり遠い位置にあります。
この4つは先人たちが残した英語理解への最短ルートなのです。
これにより高校3年間のうちに中学生が大学入試まで対応できるように成長できるのです。
もう一回行きます。
動詞、名詞、形容詞、副詞です。これは上から偉い順です。
動詞は、文型と時制を決める。
名詞は、S,O,Cになる / 前置詞の O になる
形容詞は名詞の説明 / C になる
副詞は名詞以外全ての説明
です。
まだ覚えてない人は一時停止して、それぞれを画面を見ずに5回唱えてください。どうぞ。
唱えましたか?
では以下を埋めようとしてください。
もし語句が急に消えてパニックになった人は、記憶法を参照してください。
また、この時点で焦っても、落ち着いて、1つ2つがもやっと浮かぶ人はいい感じです。
上から、こうですね。
で、ある程度覚えたとして、動詞から。
時制はいいとして、文型とは King である動詞が用意した箱のことです。
その箱には名前があり、主語やら目的語やらあります。give という動詞は後ろに O という箱が2つあります。
そして主語という箱には「が」「は」という助詞が場所に固定されています。
目的語には「に」や「を」がこの場所に固定されているということです。
こうやって3LDKを準備して待ってるのが動詞です。
ここに名詞という Queen がやってきます。
名詞はS,O,Cになるまたは前置詞の Oにならないと死んでしまうので、
動詞が箱に入れてあげないといけません。
ということはこうやって余らせてはいけません。
かと言って、動詞はこの箱の数が限界です。
そんな時、便利なのが前に置くと書いて前置詞です。
これらは後ろに箱を持っているので、それで名詞を乗せて完成させます。
今伝えたことは並べ替え問題で使うので覚えておいてください。
一つ注意です。
例えば、娘を S に入れて、隊長を O にして、その後ろに鍋を入れたとします。
何と訳しますか?「娘は隊長に鍋をあげた」ですね。
では誰かが何かを間違えてこの O を逆にしてしまったとします。
そうするとこうです。なんと訳しますか?
そうなんです。「娘は鍋に隊長をあげた」と訳すしかありません。
空気を読んでどんなに変だと思っても、これは英語なのでこの訳を基礎に考える必要があります。
そうすると、鍋に対して隊長をあげることになります。
極端にした例でしたが、これがカタチに出すということです。
次に形容詞。
名詞の説明は大丈夫でしょう。同じように C の箱の中に入ります。
詳しくは形容詞や精読でやります。
ここでは 名詞の説明または Cになると言えるようにしておけば十分です。
最後は副詞です。
精読的には無視しても大丈夫です。
例えばこの例文で、私の体重が減るという SV に ly がつく副詞がついてます。
ドラマティックであろうが徐々にであろうが体重が減っていることに代わりはありません。
これが副詞を無視できるということです。
しかし、もし体重が減った時、自分の主張としてみんなに自慢したいですよね?
ですから、精読のレベルでは副詞は無視して構いませんが、長文読解や問題解答の段階では重要になってくる場合があります。
ではどうすれば良いのかというと、まずは副詞の中でも強い表現と否定のみ記憶して、それを見つけてチェックすることから始めましょう。
微妙な表現の副詞は自分の英語力が伸びるのを待ってから処理できるようにすれば良いです。
今回はここまでとしましょう。
次は「精読の手順」です。