まずはじめに1-1「英文読解のための4つの力①」

R塾代表の宮本智です。

 

今回は英語を読み解くための4つの力について話します。

Reading に重要な事項ですね。

 

まずトップレベルとして、これを訳してください

 

この訳はこれがベストです。

意外ですね。こういうのないのに。

 

 

ここで考え方を先に説明します。

この4つを基礎に考えます。

 

まず単語と文法、これは知識です。

 

次に日本語変換能力、より自然な普段使ってもおかしくない日本語に変える力です。

これは精読といいます。

 

そして前後の文脈、これは長文読解で必ず考えるものです。

 

最後に罠回避力。これは問題を解答するのに必要な能力の一つです。

これらを今後ずっと意識して学習していきます。

それぞれ詳しく行きます。

 

 

まず、罠回避力です。

最初に「トップレベル」と伝えました。

それなのにこれはペンです。」と答えるのは危ないんじゃないかと思えたか。

どうするか考え始めたかということです。

まさにいきなり命運が別れたかもしれません。

受験生は意外とこういう学力と関係の無い所で失点しています。

直接の得点力となる問題解答能力は重要です。

素直になりすぎないようにしてください。

 

次に、前後の文脈ですが、今回は1文しかないので何とも言えないと思いますが、

少なくとも、普通のペンを出してこれはペンです。」とは言わないだろうということです。

机を指差して “This is a desk.” 、ドアを指して “This is a door.” などとは絶対言いません。

私がここでそれを言い始めたら動画見るのをやめるでしょう。

見たらわかるのものを「これはペンだ。」は会話として不自然なんです。

 

ここで最大のポイントは単語文法です。

冠詞の知識でした。

詳しくは冠詞で理解できるとして、ここでは一旦「とある~」を当てはめて「これはとあるペンです。」としておきましょう。

 

最後に日本語変換能力です。「これはとあるペンです。」を日本語ネイティブの力を最大限使い、言い換えていってください。

文法を理解すればより早く正確にできるようになります。

「とあるペン」ということは、「数あるペンのうちの一種」だと考えられればほぼ正解です。

つまり、この言葉は、ぱっと見でペンに見えないものに使うべきなのです。

最もシンプルにしてみてください。

 

例えば、リアルなひまわり型ペンを持っていたとして、「何ひまわり筆箱に入れてるのwww」そう言われたら、「いや、これもペンなんだってww」と答えるでしょう。

「これもペンです。」

繰り返しますが、この文はトップレベル中のトップレベルです。できなくて当然なのであまり気にしないでください。

 

 

それではこれは何と訳すでしょうか?

わかりますね。

 

「私も人間だ。」です。

アメリカの公民権運動の時に使われた言葉として有名です。

 

 

次は「英文読解のための4つの力②」です。

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