R塾代表の宮本智です。
今回は英語を読み解くための4つの力について話します。
Reading に重要な事項ですね。
まずトップレベルとして、これを訳してください。
この訳はこれがベストです。
意外ですね。こういうのないのに。
ここで考え方を先に説明します。
この4つを基礎に考えます。
まず単語と文法、これは知識です。
次に日本語変換能力、より自然な普段使ってもおかしくない日本語に変える力です。
これは精読といいます。
そして前後の文脈、これは長文読解で必ず考えるものです。
最後に罠回避力。これは問題を解答するのに必要な能力の一つです。
これらを今後ずっと意識して学習していきます。
それぞれ詳しく行きます。
まず、罠回避力です。
最初に「トップレベル」と伝えました。
それなのに「これはペンです。」と答えるのは危ないんじゃないかと思えたか。
どうするか考え始めたかということです。
まさにいきなり命運が別れたかもしれません。
受験生は意外とこういう学力と関係の無い所で失点しています。
直接の得点力となる問題解答能力は重要です。
素直になりすぎないようにしてください。
次に、前後の文脈ですが、今回は1文しかないので何とも言えないと思いますが、
少なくとも、普通のペンを出して「これはペンです。」とは言わないだろうということです。
机を指差して “This is a desk.” 、ドアを指して “This is a door.” などとは絶対言いません。
私がここでそれを言い始めたら動画見るのをやめるでしょう。
見たらわかるのものを「これはペンだ。」は会話として不自然なんです。
ここで最大のポイントは単語と文法です。
冠詞の知識でした。
詳しくは冠詞で理解できるとして、ここでは一旦「とある~」を当てはめて「これはとあるペンです。」としておきましょう。
最後に日本語変換能力です。「これはとあるペンです。」を日本語ネイティブの力を最大限使い、言い換えていってください。
文法を理解すればより早く正確にできるようになります。
「とあるペン」ということは、「数あるペンのうちの一種」だと考えられればほぼ正解です。
つまり、この言葉は、ぱっと見でペンに見えないものに使うべきなのです。
最もシンプルにしてみてください。
例えば、リアルなひまわり型ペンを持っていたとして、「何ひまわり筆箱に入れてるのwww」そう言われたら、「いや、これもペンなんだってww」と答えるでしょう。
「これもペンです。」
繰り返しますが、この文はトップレベル中のトップレベルです。できなくて当然なのであまり気にしないでください。
それではこれは何と訳すでしょうか?
わかりますね。
「私も人間だ。」です。
アメリカの公民権運動の時に使われた言葉として有名です。
次は「英文読解のための4つの力②」です。