R塾代表の宮本智です。
紙であろうが電子であろうが、辞書は使ってはいけません。
語学の学習としてならともかく、大学入試の英語の学習には原則として辞書は必要ありません。
英和辞典には覚えなくてもよいものも含めて1つの単語につき意味が大量に出ていますし、受験に必要な意味に限って強調されていなかったりします。
熟語も似たような形のものがあると理解に苦しみます。
また、辞書に印をつけても繰り返す事が無いためまるで復習には使えません。
英語の入試で高得点をあげるには、参考書・問題集の語句欄や過去問・単語集・熟語集で出てきた語彙を徹底してマスターするのがベストです。
入試に必要なボキャブラリーはそれで十分身につきます。
最近は電子辞書が比較的手に入りやすくなったり、インターネット上で使えるオンラインの英和辞典やスマホアプリがあったりと、辞書を引く手間を省くことはできるようになりましたが、受験英語に必要な語彙を覚えるにはあまり役に立つものとはいえません。
ただし、早慶上智大学受験者は中学レベルの単語(「不規則変化動詞表」などに載っている単語)は辞書で確認しておくと良いでしょう。
知らない単語は数々の類推法+市販の単語集+過去問に出た単語で処理すべきです。
特に「システム英単語」や「単語王」などの単語集を辞書だと思って使い倒して下さい。
それこそが受験に出る単語のMAXだからです。
繰り返しますが、「大学受験の英語」と「語学としての英語」は別物です。
入試英語で高得点するには、まずは入試に出る意味から押さえましょう。
また、単熟語を青のボールペンでひたすら書いて覚えるといった方法をとってるなら即刻やめましょう。
英単語は単なるアルファベット26文字の組み合わせなので、漢字の学習と違い、書く必要はありません。
これらに関しては、もう大人の昔ながらの思い込みに付き合う必要はありません。
大量記憶のコツを含め、夏の間にマスターして下さい。