R塾代表の宮本智です。
今回は助動詞です。
よく「法助動詞」といって仮定法と合わせて説明されますが、ここでは戦略的な意味からそれらを分けて説明します。
まず、文法問題対策として以下を心得てください。
「助動詞と接続詞の文法問題は基本的に和訳から考える」ということです。
時制や仮定法・関係詞と違ってカタチでまず絞るという要素が少ないのです。
ですから、ここでは、まずあなたが助動詞それぞれに関して持っている知識を整理し、その後コアイメージを学び、それを踏まえてそれぞれの知識を広げるという段階を踏みます。
参考書や一般的な塾予備校では最初の段階を踏まず、いきなり知識を網羅したり、コアイメージの説明から入ってしまうので結局マスターできないことになりがちです。
では知識の整理から始めましょう。
これらの意味を答えてください。
全て意味を言えますか?
上のように答えられましたか?
しかしなぜか2つに分けられていますね。
そうです。実は助動詞は全て2種類の意味を持っています。
思い出してください。助動詞の文法問題は和訳から考えるのが基本です。
つまり、助動詞を見たら必ず2種類の意味を言える必要があります。
それがこの2つのグループ、「予想」と「許可・命令」です。
最終的にはコアイメージでまとめますが、この2つのグループを覚えておかないと、結局処理が遅くなります。
では行きましょう。
そういえば、must のもう一つの意味を知りませんか?
聞いたことはあると思います。それは「違いない」です。
聞いたことがなかった人はここで記憶してください。
では should はどうでしょう。そうです「はずだ」です。
知っていた人は多いと思いますが、 should の意味は?と聞かれてもすぐには出せないのではないでしょうか?
少なくとも「べきだ」と同じレベルで「はずだ」と言える人は少ないと思います。
では may と can はどうでしょう?
これは両方とも同じ「してもよい」です。
もちろん違う単語なのでニュアンスが違うのですが、
今やっているのは基礎なので、まず共通点として、
may と can は 同じ「してもよい」という意味があると覚えましょう。
ここまでで今回は十分ですが、
出てきた日本語から感じた人もいるといると思うので、
それぞれのイメージも考えておきましょう。
must は「強めの圧力」、shouldは「弱めの圧力」、
may は「許可」、can は「潜在的」です。
ピンとこない人はあまり気にせず、
「そのうち理解して使いまわせるだろう」と考えて今回は最低限の基礎を覚えてください。
今回は以上です。